オーストラリア・ドルの特徴と傾向

オーストラリア・ドルの特徴と傾向

日本とも交流が盛んなオーストラリアは、人気の高い通貨です。

通貨の基本事項

・通貨表示:AUD=Australian Dollar
・通貨通称:オージー(Aussie)
・通貨発行:オーストラリア連邦

オーストラリア連邦の基本事項

・人口:21,507,717人(2011年)
・GDP:1兆4,882億米ドル(2011年)
・主な産業:小売業、鉱業、観光業、農業

オーストラリア・ドルの特徴

・伝統的に高めに金利水準を設定(資金流入のため)
・高金利通貨と資源国通貨の両方の特徴を持っている
・貿易が盛んなため他国の景気に敏感
・金利が高いため、キャリートレードの通貨として人気
・かなり値動きが激しいため、ハイリターンが狙える

オーストラリアは金利の高さから、キャリートレードやスワップ金利の資金運用方法で人気になっています。
オーストラリアが長年、金利が高水準なわけは、ひとつにインフレの抑制を狙っていることが挙げられます。
インフレ(物価が上昇し、貨幣の価値が低下する現象)は主に好景気の国でおこりやすく、オーストラリアは長期的に安定して好景気を保ち、他にもインフレになりやすい要素をもっていることから特に警戒しています。
観光業が有名であるように豊かな自然があり、ボーキサイトや天然ガスなどの有用な採掘資源が採れるため、比較的安定した好景気が続いています。
しかし、人口は日本の1/5しかいないことと、その広い国土の中で人口の約98%が沿岸部で生活していることから、インフラの整備が不十分であり、物流のコストが大きくなることで物やサービスの価値が高騰する結果(インフレ)を生み出してしまうような構図が一例といえます。
インフレを抑制するために始めた高金利ですが、現在ではFXでの人気を高めることにも一役買っています。

コアラなどの動物も観光業に一役買っています
コアラなどの動物も観光業に一役買っています

オーストラリア・ドルの歴史

オーストラリアはイギリスの植民地だったので、イギリスとの結びつきが強い「オーストラリア・ポンド」を1910~1966年まで使用していました。
ポンド通貨圏に属し、レートもイギリスに連動していてました。
その後、イギリスからの本格的な独立をきっかけに新しい通貨を模索し始め、1965年には「ロイヤル」が提案されましたが、名称が不評となり、廃止されました。
1966年にオーストラリア・ドルが発表され、イギリスのレートと連動しつつも、1967年にイギリスがアメリカに対して切り下げを行ったことをきっかけに、ポンド通貨圏を脱退しました。
脱退した現在でも硬貨にはエリザベス2世の肖像があるなどイギリスに敬意を表する姿勢が見られます。

イギリスとは貿易国として友好関係を築いています
イギリスとは貿易国として友好関係を築いています

オーストラリア・ドルの注意点

高い金利水準から人気が高いオーストラリア・ドルですが、貿易に重点を置いていることや資源国であることから値動きが激しく、他国の経済状況、特に一番の貿易相手国である中国の動向を考慮する必要があります。
金利の高さや他の高金利の国に比べると安定していることからFX向けの通貨であり、高金利政策はまだ継続するとみられているので、注意して運用すれば問題ない通貨であるといえます。

主な外国為替取引通貨ペア

・豪ドル/円(AUD/JPY)
・豪ドル/米ドル(AUD/USD)
・ユーロ/豪ドル(EUR/AUD)
・ポンド/豪ドル(GBP/AUD)
・豪ドル/スイス(AUD/JPY)
・豪ドル/カナダドル(AUD/CAD)
・豪ドル/NZドル(AUD/NZD)

関連サイト
オーストラリア・ドル

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