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NZドルの特徴と傾向

伝統的に高金利の通貨の1つ。流通量が少ないため、ピーキーな値動きをすることも。

NZドルの基本事項

・通貨表示:NZD=New Zealand Dollar
・通貨通称:キウィ
・通貨発行:ニュージーランド

ニュージーランドの基本事項

・人口:447.1万人(2012年)
・GDP:1858億米ドル(2013年)
・主な産業:農業(酪農、畜産)林業、教育ビジネス

NZドルの特徴

・資金流入のために高金利
・隣国のオーストラリアドルと連動性が高い
・農産物の市場につよく影響を受ける
・少ない材料でも大きな値動きになりうる

ニュージランドは世界的に見てもどそこまで経済規模、人口、面積のどれもそれほど大きな国ではありません。
しかし、オーストラリアドルに次ぐ金利の高さを誇っているのでしょうか。
それは資金をより多く流入させるためです。
島国で貿易量もあまり多くないので、一度の取引で少しでも多くの資金を入手するために、国の方針で高金利を続けています。
しかしこれには問題があります。それは通貨価値が高騰しすぎて、輸入増・輸出減になる可能性があることです。
ニュージーランドの輸出の主力は農業と畜産物を加工する工業が盛んで、これらの輸出が滞ると大きな痛手になり、経常赤字に陥る可能性もあり、高金利の設定はニュージーランド当局の悩みどころとなっています。
また、一番の取引相手であるオーストラリアとの高い連動性も見逃せない特徴です。
輸出、輸入ともに第一位の相手であるオーストラリアに動きがあると強く影響を受け、同じような値動きをすることもあります。

NZドルの歴史

ニュージーランドには明確にはなっていませんが、1100年~1200年頃にはマオリ人やモリオリ人の先祖にあたる、ポリネシア人がモアという巨鳥を狩って生活していました。
その後、アベル・タスマン、ジェームズ・クックら冒険家たちの「発見」によって、多くのヨーロッパ人が交易のためにニュージーランドに訪れるようになり、生活環境が一変します。
先住民同士の戦争は激化し、マスケット銃などの武器の使用や赤痢、百日咳などの疫病の蔓延によりマオリの人々は著しく人口が減少します。
ワイタンギ条約というニュージーランドがイギリスの植民地になる条約と、その影響を受けたマオリ人同士の土地売買に関する意見の対立で起こった30年間続いたマオリ戦争の勃発で、ニュージーランドは本格的に変化します。
ワイタンギ条約の締結され、イギリスの統治下になった1840年には「ニュージーランド・ポンド」が発行されました。
ニュージーランド・ポンドはクック諸島などのいくつかの地域で使われていました。
1967年に「ニュージーランド・ドル」が発行され、ニュージーランドの独特の文化が色濃く反映された通貨のデザインとなっています。また、ニュージーランド・ポンドを使っていたクック諸島などの地域でもニュージーランド・ドルが現在は使われています。

こちらは10¢。マオリ族の仮面がデザインされています
こちらは10¢。マオリ族の仮面がデザインされています

ニュージーランド・ドルの注意点

高金利のためニュージーランド・ドルもスワップ通貨として人気がありますが、流通量の少ないために些細な材料から大きな値動きに変化することが多いので、運用には注意する必要があります。
またオーストラリアとの関連性が高いので、オーストラリアの動きと輸出に関する世界情勢などからは目が離せません。

主な外国為替取引通貨ペア

・NZドル/円(NZD/JPY)
・NZドル/米ドル(NZD/USD)
・ユーロ/NZドル(EUR/NZD)
・ポンド/NZドル(GBP/NZD)
・NZドル/スイス(NZD/CHF)
・NZドル/カナダドル(NZD/CAD)
・豪ドル/NZドル(AUD/NZD)

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