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南アフリカランドの特徴と傾向

新興国の代表格として注目を浴びているアフリカの盟主

BRICsのひとつとして数えられる南アフリカは世界的に見て、その経済発展に大きな期待がかかる国のひとつです。

特に近代~現代において経済の中心はヨーロッパとアメリカが中心であり、先進国にとって経済的に未開の地となっているアフリカが市場化することは大きな意味があります。
アフリカにはエジプト、ナイジェリアといった経済成長が著しい国家がありますが、南アフリカは古くからイギリスの管轄下にあり、様々な問題があったものの大英帝国の経済力の恩恵を受ける側面がありました。
1994年に同国の最大の問題であったアパルトヘイト政策が撤廃され、被差別環境にあった黒人たちが土地を購入するなど経済活動に寄与したことから、国内の経済が活性化、記憶に新しいサッカーワールドカップ開催のため国内インフラを大きく拡充させるなど、発展著しい国のひとつでもあります。
またアフリカ大陸の海上交通の要点から見ても地政学的に重要な場所にあり、様々な資源、物資がやり取りされているため、元々人の往来は非常に多い地域でした。
もちろん広大なアフリカ大陸では有数の国力を持っていますので、それらを背景にアフリカの中心として機能する国家です。

南アフリカの経済について

通貨であるランドの話をする前に南アフリカ経済について少しだけ触れてみましょう。
私たちが住む日本から遠く離れた国であるため、どんな場所か想像することは難しいかもしれませんが、南アフリカの都市は今、非常に近代的な発展を遂げています。
アフリカにある国だから、首都や大都市と言ってもせいぜい小さなビルが幾つか建っているくらいで道も舗装されていない箇所が多い・・・なんて想像をされる人がいるかもしれません。
しかし実際にはそんなことはなく、経済の中心となっているケープタウンでは日本が経済成長を遂げたように大きなビルがいくつも建てられています。
ケープタウンの人口は300万人に迫る勢いで、今後も人口増加が見込まれる都市でもあります。
実はアフリカ大陸全体で見てみても、人口増加はもちろんこと、近代的な建物が建築される傾向はどこでも見ることができ、現在の経済の中心である中国と比較してみて、若年労働者人口が2040年台には上回るという予測も出ているほどです。
南アフリカが今後に期待されているのは、こうした予測に基づいています。
GDPで見てみると、2009年~2014年において世界全体の名目GDPは年平均3.7%であるのに対し、アフリカ大陸では6.8%。南アフリカでは3.0%(2014年)という数値が出ていますが、これはアジア圏で経済的な注目を浴びているインドネシアを超える数字です。

健全な財政

南アフリカの金融・財政は新興国の中でも健全な方だと言われています。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が発表した資料によると、国際収支の中で大幅な経常赤字があるものの金融収支黒字によって相殺されていることから、外貨準備が減少しているとは言えず、新興国にありがちな金融危機に陥る可能性は低いと言われています。

投資家から注目を浴びているランド

ランドは1970年代、1ランド500円という状態になったこともありますが、アパルトヘイト問題や高い失業率が影響して下落をたどる一方でした。
しかしそうした問題を解消し始めたことから、2000年代に入ると高金利であるランドに買いが集中し、ランド円が安定して取引されるようになります。
現在では世界金融不安の影響もあってさらに下落しましたが、そこからは大きな影響もなく安定した取引が続いています。
まだまだ高い失業率の解消には至っていない同国の通貨ですが、労働力があることを楽観視するのであれば今後も期待できる通貨ではないでしょうか。

関連サイト
南アフリカ経済の現状と今後の展望
南アフリカランド

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