スイス・フランの特徴と傾向

スイスフランの特徴と傾向

金より堅いと評判のスイスフラン。真偽のほどは如何に。

スイスフランの基本事項

・通貨表示:CHF(Confoederatio Helvetica Franc)
・通貨通称:スイス、スウィスウィ
・通貨発行:スイス連邦

スイスの基本事項

・人口:808.1万人(2013年)
・GDP:6.504億米ドル(2013年)
・主な産業:金融業、観光業、精密機械業

スイスフランの特徴

・永世中立国の通貨
・退避通貨の代表格
・日本に次いで政策金利が低く設定されることが多い
・金の価格が高まると買われる傾向がある
・価格動向は結びつきがあるユーロに連動
・スイス銀行などの発達した金融業

永世中立国の代表格として名高いスイスの通貨である、スイスフランは世界的に見ても非常に特殊な通貨です。
まず、永世中立国の通貨であるため、戦争や情勢悪化の影響を受けにくい面があり、現在では退避通貨として人気が高くなっています。
値動きは周辺国にEU加盟が多いため、必然的に結びつきが強いユーロの影響を大きく受けます。
また、同じく安定した価値を保つ「金」との価格に関連性が見られるとされています。
そしてスイスを代表する産業のひとつの金融業は、「スイス銀行」と呼ばれるプライベート・バンクが特に有名で、その顧客情報の守秘義務に関しては、国際的に全幅の信頼が置かれています。
国際的な取引の際もスイス銀行を経由してやりとりすることも多いようです。

スイスフランの歴史

スイス連邦が成立するにあたり、各カントン(州)でバラバラだった通貨を統一するためにつくられました。
名前からも分かるように、手本としたのはフランスのフランで、硬貨の大きさや重さもほぼ同じものになっていました。その後、フランスに続くように参加したラテン通貨同盟で、デザインや硬貨の材質などを変更しました。
スイスフランの硬貨の材質は何度か変更されてきましたが、デザインは一度変更してから同じものを使用し続けています。これはスイスフランがどれほど安定している通貨であるかを物語っています。
紙幣の方にも特徴があり、高額になるほどに紙幣が大きくなる点と公用語であるドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4言語が書かれている点です。
現在の紙幣は第8次紙幣で、デザインが変わっているだけでなく、世界で最も複雑なセキュリティが込められているといわれ、スイスフランの国際的な信用を裏付ける要因のひとつになっています。

スイスフランの注意点

世界で有数の安定した通貨であり、退避通貨としても人気の高いスイスフランに関しては、誰もが注意しなくても問題ないと思われていましたが、2015年1月15日に「スイスフラン・ショック」が起こりました。
原因はスイス国立銀行の突然の方針変更です。
これまでスイス国立銀行は積極的に為替介入を行い、1ユーロ=1.2スイスフランを上限に設定することで、対ユーロでの高騰を抑えていました。しかし、その政策を中止し、上限を撤廃したところ瞬く間にスイスフランが暴騰しました。
過去最高となる1ユーロ=0.8517フランを記録し、スイスフランでのFXを行っていたトレーダーや金融機関に大きなショックを与えることとなりました。
現在は落ち着いていますが、多くの人々にFXが一筋縄ではいかないものだと改めて認識させました。

一瞬の出来事で、ロスカットすら出来なかったとか
一瞬の出来事で、ロスカットすら出来なかったとか

主な外国為替取引の通貨ペア

・スイスフラン / 日本円
・米ドル/スイスフラン
・英ポンド/スイスフラン
・ユーロ/スイスフラン
・カナダドル/スイスフラン

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