ユーロの特徴と傾向

ユーロの特徴と傾向

世界第二位の取引量と流動性を誇り、注目度が高い通貨がユーロです。

ユーロの基本事項

・通貨表示:EUR=Euro
・通貨通称:ユーロ
・通貨発行:EU内のユーロ圏

ユーロ圏の基本事項

・総人口:335.16(単位100万人 2014年)
・GDP(PPP):13兆600億米ドル (2006年)
・EU加盟国数:27(ユーロ導入国数:17)

ユーロの加入条件

・財政赤字をGDPの3%以内に
・累積債務残高はGDPの60%以内に
・インフレ率をユーロ圏の最も低い国の平均より1.5%以内に
・長期金利は最も低い国の金利よりも2%以内に
・現行の通貨を2年間、ユーロに対して15%の変動幅内に

ユーロの特徴

・ヨーロッパ圏の統一通貨
・米ドルに次ぐ取引量と流動性
・インフレ対応が素早い
・財政政策は各国政府が行うが、為替政策と金融政策は欧州中央銀行が行う

発表され、導入されるようになってから世界経済に大きな影響力をもつようになった通貨がユーロです。
アメリカドルに次いで、第二の基軸通貨になる可能性をもっている通貨とも言われています。
その最大の特徴は19ヶ国からなる「ユーロ圏」の統一通貨であることです。
ユーロを導入したことにより、ユーロ圏内での貿易がスムーズになる、EU市民であれば圏内での移動や就労の自由化など、今までにない協力体制が生まれています。
また、法定通貨に設定している国やペッグ(固定相場性)を設定している国もあり、ユーロの自由度や多様性が伺えます。
一方で多くの国が関係しているため、危機や問題が多発すること事実です。
最近ではギリシャ危機が記憶に新しく、そういった危うさが目立っていることも事実です。

今後の動向に注目が集まります。
今後の動向に注目が集まります。

ヨーロッパに統一の通貨が必要だという考えは、1970年に発表された「ヴェルネ計画」が初めての具体的な案とされています。
その後1988年までに様々なヨーロッパの協力を目指す委員会が設立されます。
その中で、1979年には欧州通貨制度とユーロの基礎になった欧州通貨単位が導入され、1988年には経済通貨統合に向けた3つの段階を設定した「ドロール報告書」を作成し、本格的に統合に向けて動きだしました。
1990年には第一段階を開始し、資本の自由な移動が可能になりました。
1994年に第二段階に移行し、、欧州中央銀行の前身である欧州通貨機構が設立され、各国の財政状況の調査、分析が始まりました。
第三段階はいよいよユーロの導入となりますが、それには収斂基準が課され、加盟国はその基準を満たすとユーロを導入することが義務づけられました。
導入後の旧通貨との交換や取り扱いに関しては国ごとに異なり、ドイツなどは「ドイツマルク」との交換に時間がかかっていました。
現在では加盟国と導入国のどちらも増加しましたが、ユーロ圏の急激な拡大を懸念する声もあります。

ユーロの注意点

ギリシャ危機からも分かるように、EU加盟国全体で負担を担うことになり、ユーロ圏全体の情勢に注目する必要があります。
反対に、一国に良い反応が見られると芋づる式に全体も良くなる可能性もあるといえます。
また、加盟国の中でも突出しているドイツとフランスの経済指標は、ユーロ全体に大きく影響を与え、今後の動向を知るうえでは特に重要な位置を占めています。
まだまだ導入されてから時間は経っていませんが、米ドルに次ぐ基軸通貨になることを期待されているため、貨幣への期待や信頼は高いといえます。

主な外国為替取引通貨ペア

・ユーロ/米ドル(EUR/USD)
・ユーロ/円(EUR/JPY)
・ユーロ/ポンド(EUR/GBP)
・ユーロ/スイスフラン(EUR/CHF)
・ユーロ/カナダドル(EUR/CAD)
・ユーロ/豪ドル(EUR/AUD)
・ユーロ/NZドル(EUR/NZD)

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