スターリング・ポンドの特徴と傾向

スターリング・ポンドの特徴と傾向

実は上級者に人気の通貨。「殺人通貨」とまで言わしめるほどのギャンブル性をもっています。

スターリングポンドの基本事項

・通貨表示:STG=Sterling、GBP=Great Britain Pound
・通貨通称:ケーブル、スターリング
・通貨発行:英国

イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)の基本事項

・人口:6410万人(2013年)
・GDP:2.678兆米ドル(2013年)
・主な産業:サービス業、製造業、農業、漁業

スターリング・ポンドの特徴

・世界の金融取引の中心地、「シティ・オブ・ロンドン」がある
・大英帝国時代には世界基軸通貨だった
・自国の経済指標などに過敏に反応
・ユーロに近いトレンドを示す
・先進国の中でも特に値動きが激しい

アメリカやドイツが台頭するまでは、大英帝国として世界経済を牽引してきたイギリスとスターリング・ポンドは、現在でもGDP世界6位、欧州圏では3位と、その力は健在です。
石炭、石油、天然ガスなど資源が豊富な鉱業、いち早く工業化が進んだ農業などを筆頭に強固な経済を築いています。
また、世界の金融取引の中心地である、「シティ・オブ・ロンドン」があり、ニューヨークのウォール街と双肩をなして世界経済を先導しています。
また、参加してはいませんが周辺国の多くがEU加盟国のため、ユーロとの関連も見られます。

スターリング・ポンドの歴史

イギリスの前身であるアングロ系の王国では「スターリング」という銀貨が使われていて、その大量の銀貨を「パウンドもののスターリング」と呼んでいたことから、スターリング・ポンドの名前がついたとされています。
他国に先駆けて産業革命が興り、ヨーロッパ諸国を圧倒し、数多くの植民地を獲得したことで、大英帝国は最盛期を誇っていました。
しばらくしてアメリカが独立し、新興国として活躍し始めると、イギリスとスターリング・ポンドに影がかかりだしました。WW1でのアメリカの活躍とイギリス、フランスの敗北を皮切りに転落しはじめます。
敗北したことで、一気に赤字を抱え込んでしまったイギリスにアメリカドルの本格的な台頭と世界恐慌が追い打ちをpかけ、最終的には金保有量は6倍もの差、ポンドも多くが外国に流出してしまい、ポンドが基軸通貨から退くことになりました。
以前のスターリング・ポンドは補助通貨が多いことでも有名でした。
1971年までは1ポンド=20シリング=240ペンスで計算されていましたが、混乱を避けるために1971年2月13日に1ポンド=100ペンスに切り替えられました。2月13日は「デシマル・デー(十進法の日)」に制定されています。
現在ではペンスだけが補助通貨として残っていますが、廃止された補助通貨はクラウン、フローリン、ギニー、グロートがあり、1クラウン=5シリング、1フローリン=2シリング、1グロート=4ペンス、1ギニー=21シリングで計算されていました。

レートを覚えるだけで一苦労ですね
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スターリング・ポンドの注意点

現在は長い歴史を持ち、経済大国として有名なイギリスですが、実は「殺人通貨」あるいは「悪魔の通貨」とよばれるほどの値動きの荒さがあることで有名です。
ドル-円では一日に1円程度の動きですが、ポンド-円では2~3円程度動きます。
資金力のあるトレーダーや熟練のトレーダーが多い、ポンド自体がそもそも値動きが激しい通貨であるなどの理由からと生き残ることの難しい相場になっています。

主な外国為替取引通貨ペア

・ポンド/円(GBP/JPY)
・ポンド/ドル(GBP/USD)
・ユーロ/ポンド(EUR/GBP)
・ポンド/スイスフラン(GBP/CHF)
・ポンド/カナダドル(GBP/CAD)
・ポンド/豪ドル(GBP/AUD)
・ポンド/NZドル(GBP/NZD)

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