カナダ・ドルの特徴と傾向

カナダドルの特徴と傾向

世界で7番目に取引量の多い通貨のカナダドル。カナダは先進国のなかでも珍しい資源産出国です。

カナダドルの基本事項

・通貨表示:CAD(Canadian Dollar)
・通貨通称:キャンドル、キャン、加ドル
・通貨発行:カナダ

カナダの基本事項

・人口:3516万人(2013年)
・GDP:1.827兆米ドル(2013年)
・主な産業:サービス業、製造業、鉱業、エネルギー

カナダドルの特徴

・G7(Group of Seven 7つの先進国)の中で最も健全で安定している財政状況
・隣国のアメリカの景気動向に左右されやすい
・資源産出国のため中東情勢から影響を受けることもある

カナダドルは世界的に見て、特にリスクが少ない、安定している通貨であるとされています。
理由はカナダが借金がなく財政が安定していること、豊富な天然資源が産出することなどが挙げられます。
産出する資源は石油やニッケル、金など様々で、ウランは産出量世界第一位を誇ります。
見逃せない特徴として、アメリカ経済の影響を強く受ける点があります。
地続きで密接な関係にあり、輸入も輸出も相互に重要な取引相手になっていることやカナダが資源産出国のため、資源の価格の上げ下げに影響を受けることが理由で、隣国同士で強い経済的な結びつきがあることがよく分かります。

石油やウランなど様々な資源が採れます
石油やウランなど様々な資源が採れます

カナダドルの歴史

カナダはアメリカ同様に植民地だったため、イギリスの通貨に近い、「カナダポンド」の導入から貨幣制度が始まりました。
その後、隣国アメリカとの貿易が活発になるにつれて、アメリカとの取引がしやすい貨幣制度の導入を求める意見とイギリスのスターリング・ポンド(当時は16進法を採用)に近い貨幣制度の導入を求める意見で、激しい対立が起こりました。
議会では10進法の補助貨幣があったスターリング・ポンドを採用しましたが、しばらくして妥協案が可決されたことで、イギリスとアメリカの折衷案のような貨幣制度が採用されました。
イギリス政府がスターリング・ポンドに近づけようとする動きもまだあったなか、アメリカドルの10進法により近い、現在まで続く「カナダドル」が採用されることになりました。
当時まだカナダに参加していなかった周辺地域でも、ニューファンドランド・ドルなどの色々な貨幣制度が考案されていましたが、カナダに参入する際にカナダドルに統合されました。
その後は固定相場制と変動相場制の移行を何度か経験して、最終的に変動相場制を採用することで現在のカナダドルのかたちになりました。
2011年から新しい紙幣のシリーズとして「ポリマー」と呼ばれる、以前よりも偽造紙幣対策が施された紙幣が発行され始めました。

カナダドルの注意点

何度も言うようにアメリカ経済の影響を大きく受けるので、カナダドルだけでなくアメリカの動向にも注目する必要がある点と、資源国通貨のため資源価格にも気を配る必要があります。
また、通貨として安定しているので大きなリスクを負わない反面、大きな利益を得ることも難しい点にも注意です。
安定していることではかなり人気のある通貨のため、初心者にはオススメです。

主な為替取引の通貨ペア

・カナダドル/円(CAD/JPY)
・米ドル/加ドル(USD/CAD)
・ユーロ/加ドル(EUR/CAD)
・豪ドル/加ドル(AUD/CAD)
・NZドル/加ドル(NZD/CAD)

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